2011年6月25日土曜日

矢野まり個展「並ぶ」

来月頭から、国立(くにたち)駅近くの小さな本屋さんで個展です。
国立は、新宿から中央線で30分くらい西へ行った場所。

展示させていただく国立本店は、とっても居心地のよい空間。
良いセレクトの本(新書・古本共)が沢山あります。

個展では新作の絵を揃えて、お待ちしています!


矢野まり個展「並ぶ」

  並び
  並ぶ
  並べる

  並んだものを
  心地よく感じることがある
  それはどうしてなんだろう

  「並ぶ」という言葉から
  どんなイメージを
  もちますか


会期:2011/7/1(金)-11(月)
営業時間: 12時〜17時(火曜定休)

◎2011/7/9(土)
Closing Party
18:00〜21:00
ワインと簡単なおつまみだけの、ちいさなパーティーです。
どなたでもぜひ!!

場所:国立本店(くにたちほんてん)
186-0004 国立市中1-7-62
tel & fax. 042-575-9428


◎在廊日(その他の日もいるかもしれません^^)
7/1(金)、2(土)、3(日)8(金)、9(土)、10(日)


今回の画材は、主に(ほぼ)クレヨン。
少しずつ変化している心の声に耳を傾けながら、
一枚いちまい、描いています。



並んだものを心地よく感じること。


さわやかな風が通ったような、この気持ちは・・・。

2011年6月16日木曜日

梅を漬ける

梅の実、愛らしくて大好きです。

2日程ざるに並べておいたら
あっという間に色づいて。
部屋中が、うっとりする梅のいい香りに包まれています。

作業の合間に、梅ジュースを漬けました。
昼間も飲みたい、毎日飲みたい、ということで、
昨年から、梅酒はやめて梅ジュースのみ!作ることにしています。
漬かった梅の実も甘くて美味。

梅の実は、いつものぐるっぺ荻窪店にて購入。
農薬不使用・和歌山県産・裏岡さんの南高梅。

梅干しづくりに憧れつつ、来年の目標に。

2011年6月11日土曜日

お絵描き教室のこと

※写真は前々回、自分たちで作った輪ゴム鉄砲を「撮るよー」といって並べてもらっているところ。
これがよく飛ぶので、けっこうキケン・・・。
体なら当たっても痛くないけれど、もし顔に当たったら大変。
「飛ばすのは、人のいないところにね」、と何度も。
飛ばす輪ゴムは一人3つまで。なくした輪ゴムも、ちゃんと探します。



東京は杉並区で週に一度、お絵描き教室をやっています。
お絵描き教室といいながら、工作も、それを使った遊びも多々。
対象は4歳〜小学生くらい。
町会会館の一室をお借りして。
町会の方にもとても良くしていただいています。

2006年4月から誘われて講師として関わり、
2008年2月から主宰してきたお絵描き教室。
数えてみたら、
講師として5年2ヶ月、
主宰者としては3年4ヶ月が経っています。
時が経つのは早いなぁ・・・

最初の生徒は幼稚園生の2人。
それがいまでは、りっぱな小学5年生。
二人とも今は野球に夢中で教室に通ってはいませんが、
かなりセンスのある二人でした。

別の習い事や運動、引っ越しなど色々あって離れたり、
新しい友達を連れてきてくれたり。
振り返ってみると、色んな子達が訪れてくれました。
フランス人のお父さんとのハーフだった子は、フランスへお引っ越し。
震災後、東京へ避難している子も来てくれたことを思い出しました。
もう通っていない子も、学校帰りに遊びにきてくれたり、
挨拶してくれたり、道で摘んだお花をくれたり・・・
とても嬉しいことです。

お母様方同士もとても仲良し。
不思議と、気持ちのよい方ばかりが集まります。

生徒は現在7名。
2名からのスタートで、
多いときは15名、平均10名前後に落ち着いていました。
講師2名体制でやっていたのを、
今年の4月から私一人+ボランティアの方(不定期)で運営しています。
私が会社を退職して気持ちの余裕ができたことと、
少し流れる時間をシンプルにしたくて、一人で挑戦してみています。
幸い、みんな自然に受け入れてくれて、まとまりもよい感じ。
でもそれはあくまでも今の人数で、今の子ども達の人間関係の上でのこと。
どん、と構えながらも、臨機応変でありつつ、様々な調整が必要です。

先週、アーティストでもありライターのお仕事もされている
しらくまいく子さんが遊びに来てくれました。
以前講師をしてくれていた、ハンサムイラストレーター永井ひでゆきくんの紹介です。
しらくまさんは、特定非営利活動法人「するところ」のスタッフもされているそう。
ここが出している「するところ新聞」が、かなり楽しめるし可愛い。
私の好きなテイストの、フリーペーパーです。
国分寺のCafe slowや、渋谷のPATER'S SHOP GALLERY、小伝馬町のthorn tree galleryなど他で
手に入ります。

わ、くまちゃん、素敵なブログをありがとう。
うれしいです。

現在、運営の仕組みを思案中。
また一歩、前に進む時期なのかもしれません。

2011年6月10日金曜日

報告ー義援金のことなど(6月)

長年仲良しの友人夫婦が新居の玄関にと、チャリティー展の作品を購入してくれました。
白く美しい佇まいのお宅。また遊びに行きたいです。
ありがとう。
売上の50%を、引き続き「RQ市民災害救援センター」へ「活動支援金」として寄付させていただきました。
(6/10・支援金申込済)

4月11日分・5月11日分は、まとまった金額ではなかったため、
日頃よくお買い物をさせていただいている大好きなお店、
「自然食糧品店グルッペ荻窪店」の募金箱へ募金しています。


RQは、7月以降、フェーズ2に入る模様。
引き続きボランティアも大募集中です。
5/16〜19の短い期間でしたが、私もRQボランティアに参加しました。
宮城県登米市に本部(旧鱒淵小学校体育館)があり、そこを拠点に様々な活動をしています。
現地に行って、「いま」どんなことが起こっているかを自分の目・体で知ること。
繋がりを持って、「これから」を考えて行くこと。
RQは受け皿が広く、多くの人や事と(かなり安心した環境で)関わることができます。
男女年齢問わず、やれることは沢山あります。

ボランティア説明会は毎週2回(水・土)。
東京―登米本部間の無料ボランティアバスも運行中。(6月分は満席)
詳しくはこちら

6月30日(木)にシンポジウムが開かれます。
ご興味のある方はぜひ。
私は第2部(18:00〜20:00)から参加予定です。

シンポジウムを経て、この夏、また現地へ足を運びたいと思っています。

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15:00-18:00 第1部/拡大報告会
18:00-20:00 第2部/中長期の復興支援に取り組むRQのこれから
(20:00終了予定)

場所:東京代々木・国立オリンピック記念青少年総合センター 国際交流棟 レセプションルーム

東京都渋谷区代々木神園町3−1 >地図

参加費:無料

真剣さ

誠実さが足りないのだなぁ
この人生で出逢った大切な人(たち)への。
真剣さが足りないのだなぁ
絵に対しての。

崩れおちたものを
新しく一つずつつくって
線はさらけだす、嘘もほんとうも。
言葉はさらけだす、嘘もほんとうも。

見つめあいながら話すこと。

きれいにすきとおった風をたべる

工作の本・資料の本を探しに
午前中、杉並区立中央図書館へ。

ふと目に留まった「宮沢賢治」の伝記。
手に取って、つい読み進めてしまう。
小さな円形ソファの後ろではお母さんが子どもをだっこして絵本の読み聞かせ、
隣では子どもが「よも!」を連呼している。

次の予定まで2時間余裕を見ていたのに、気づけば30分経ってしまっている。
急いで探している本たちを司書さんに相談。
色々探したり持ってきてくれた中から選んでお借りする。
私はよく、「こんな感じの本を探していて・・・」と図書館で相談する。
検索画面はあまり使わない。
本屋さんでも同じ。
思いもかけない本を教えてくれたりして、けっこう為になる。
人とも触れ合えるし。
話していると広がるし。
図書館とか本屋さんって本当にありがたい。

図書館にいると、税金を気持ちよく払いたい気持ちになります。


「わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないまでも、
きれいにすきとおった風をたべ、
ももいろのうつくしい朝の日光をのむことができます。
またわたくしは、はたけや森のなかで、
ひどいぼろぼろのきものが、いちばんすばらしいびろうどや羅紗や、
宝石いりのきものに、かわっているのをたびたび見ました。
わたくしは、そういうきれいなたべものややきものをすきです。
これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、
虹や月あかりからもらってきたのです。
ほんとうに、かしわばやしの青い夕方を、ひとりでとおりががったり、
十一月の山の風のなかに、ふるえながら立ったりしますと、
もうどうしてもこんな気がしてしかたがないのです。
本当にもう、どうしてもこんなことがあるようでしかたないということを、
わたしはそのとおり書いたまでです。」
(宮沢賢治:『注文の多い料理店』「序」より)

伝記を読んでみると、知らなかったことがたくさん。
実家は質屋と古着商をいとなみ、
花巻地方では1、2を争うお金持ちのおぼっちゃんだったこと。
傾倒した法華経のことや、
童話を書くことになった経緯。イーハトーヴの意味。

次は、賢治の本を世に出してくれた弟の著書、「兄のトランク」(宮沢清六 著)を読みたい。

「きれいにすきとおった風をたべる」ことのできる地球でありたいと願う。
そして、体の中にすきとおった風が通るといい。
ひとは(自分は)どこから変わっていくことができるのだろう。

2011年6月8日水曜日

水無月

絵を描くこと

世界の秘密に耳を傾けるような

静かな喜びと苦しみを味わいながら

手のひらをにぎる