2011年2月19日土曜日

「自分の仕事」を考える3日間を終えて

毎朝歩いて通った佐保川沿いの道
ゲストハウスから奈良県立図書館まで、歩いてちょうど30分

朝のはじまりが気持ちよくて
空が広くて
心の準備が整った感じ

どこかへ向かう過程、というのは大切です

何から話しましょう
うまくまとまりません

受け取ったものが、わわわわわ、と体から溢れ出て、
「問い」や「気づき」や「存在」などとして戻ってきて、
そしてまた溢れ出て、を繰り返した濃密な体験。

出会う、聞く、知る、感じる、考える、受け入れる、受け取らない、自分と向き合う、
考える、言葉にする、話す、聞く、想像する、聞く・・・

登場するゲストを「すごいひとだね」だけでは終わらせない、そのさき。
自分は「なにを」感じ、自分自身と繋げたり、社会との接点を考えただろう


最初に配られた冊子のはじめにある、
西村さんのごあいさつを紹介します。
今、改めて読んでも新たな気づきが生まれます。
期間中、途中で自分が分からなくなったときには何度もこの文章に戻りました。
体感したのは、「人の話を聞く」ことと、「人に話す」ことの大きな違い。

……………………………………………………………………………………………………………………
ごあいさつ

こんにちは。フォーラム・ファシリテーターの西村佳哲です。
奈良県立図書情報館や弘文堂の加藤さんと準備してきた、第三回”自分の
仕事を考える3日間”を開催します。

このフォーラムのねらいは、集う一人ひとりが、「自分の仕事」について
感じ・考える時間をつくることです。
普段の仕事や暮らしからレコードの針をはずして、自分の仕事や働き方を
あらためて考えてみる。そんな時間をつくれたら、と思っています。

集まった人同士が話す時間を大事にしています。他の人の言葉や、自分の
言葉を自分が耳にする中で生まれる気づきがあるかもしれません。「話す」
という経験には、何かを明らかにする力があると思います。
ゲストや僕の話は適当に区切り、「今の話をどう聞いた?」と、他の人と
話を交わせる時間を織り重ねてプログラムを進めます。

ゲストには仕事や働き方について、「論」ではなく、
・自分はどんな仕事をしてきたか?
・その中で何を大切にしてきたか/しているか?
といった、ご自身の話を聞かせて下さいと頼んでいます。

「自分の仕事」とは文字通り自分の仕事で、個別・特殊解です。何が正
くて、何が正しくないなんてことはないでしょう。
他人がどうしているか?とか、儲かるのか?とか、世間的にイケているか
どうか?といったことより、めいめいの至福を、より充実を感じられる方に
向かうのがいいと思うし、僕もそうしたい。
どでかいことでも、小さなことでも、本人が心から信じて・愛しているこ
とに時間を力を投入して生きている人が増えれば増えるほど、血の通った、
温かくて面白い社会が姿を現してくるんじゃないか。

ゲストも、僕も、参加者も。一般論ではなく、「自分」という主語のある言
葉を交わし・考え合える時間であってほしい。
最終回の3日間。よいフォーラムの時間を過ごしましょう。
……………………………………………………………………………………………………………………

今日はここまで。
続きます。




0 件のコメント:

コメントを投稿