2010年10月22日金曜日

一本の小枝と一枚の葉っぱ

ことばの味わいをからだのなかに染み込ませる

読書ってそういうもの

人間が書き残した、ことばの集まり

人の行動を変えてしまったりする

旅に出たりしてしまう

アラスカの夢を見たりしてしまう

ただ味わいたいのだ、その世界を

何度でも同じ本を読むし

その度に味わいは変わる

そして自分の変化を知る


人生の傍らにあるもの

それは音楽でも映画でも絵でもなくて

私にとっては本なのかもしれない

周囲に一冊の本もなくなってしまったら

私は自分で本を書くだろう

ことばを味わうために

リルケの「マルテの手記」の冒頭を読んでいる

死について考える

「クリストフ・デトレス・ブリッゲの死」ではなく「自分の死」

一本の小枝と一枚の葉っぱが近くにあるといいなと思う

いつかの自分の骨のそばに


他者と他者

自分と内在する自分

話が出来たらそれをことばにしてみるのもいいね

月との会話

風が樹々にささやく暗号

樹の根は土深くで見てきたことをそっと伝える

海の底や地中深くでの出来事

蠢くマグマが星に命を与える

私は

世界に存在する言語の種類を知らない


明日は満月

0 件のコメント:

コメントを投稿